キトラ古墳 天井天文図
国内初 日輪にカラス 石室北壁 ネズミの目、鼻、耳も
 
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 奈良明日香村のキトラ古墳(七世紀末−八世紀初)の石室の天井にある現存最古の本格的な天
文図の日輪(太陽)の中に、カラスとみられる壁画が描かれていたことが(平成14年2月)二
十五日、分かった。
 日輪の中に描かれたカラスは、古代中国、朝鮮半島の古墳などに例があるが、国内の古墳で見
つかったのは初めて。
 文化庁の同古墳保存活用調査委員会メンバーの河上邦彦・県立橿原考古学研究所副所長は「古
代中国で太陽の象徴とされる三足烏(三本足のカラス)を描いた可能性が高い」と話している。
 また、石室北壁の玄武の下方中央で確認されていた襟とみられる朱線の上の部分で、ネズミの
目や鼻、耳らしい輪郭も新たに見つかった。河上副所長は「十二支の子(ね)の像に当たり、四
方の壁を三体ずつの十二支像が時計回りに描かれていた可能性が強まった」としている。
 文化庁が昨年十二月に撮影した石室内の写真を、河上副所長が検討した結果、天井東寄りある
金ぱくの日輪の中に、カラスの黒い尾羽や翼、二本の足のようなものが描かれているのが確認さ
れた。
 
平成14年(西暦2002年)2月26日(火)産経新聞
 
 
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