日本の人口2006年がピーク!?
出生率が大幅低下 少子高齢化急速に 将来推計人口
日本の総人口が2006年の一億二千七百七十四万人をピークに減少に転じ、二〇五〇年には一
億五十九万人になるとの「将来推計人口(二〇〇二年一月推計)」を、厚生労働省の付属機関で
ある国立社会保障・人口問題研究所が三十日、公表した。
前提となる長期の出生率は、前回一九九七年推計時の一.六一人を大きく下回る一.三九人(二
〇〇〇年の実数は一.三六人)と試算。二〇五〇年の六十五歳以上の老年人口は三千五百八十六
万人で、総人口の三人に一人、35.7%(同17.4%)になるとした。
九七年推計より人口のピークが一年早まり、少子高齢化が急激に進むと予測。年金や医療など
社会保障制度は国民の負担増に向けた見直しが必至で、厚労省はより実効性のある少子化対策を
迫られそうだ。
さらに超長期の参考推計では二一〇〇年の総人口を六千四百十四万人と予測、この百年で日本
の人口がほぼ半減するとしている。
出生率の試算では女性の晩婚化や未婚率の上昇以外に、結婚しても子供をつくらない夫婦が増
えている傾向を加味した結果、前回推計で長期的には回復するとされた出生率の引き下げにつな
がった。
厚労省の担当者は「不透明な経済情勢や、高学歴志向による教育費の増加などさまざまな要因
や指摘されている。背景を深く分析し、対策を考える必要がある」と話している。
平成14年(西暦2002年)1月31日(木)奈良新聞