−大人と中高生相互理解へ− 「子と同じ目の高さで」
五條市で「青春トーク」
「青少年から見た大人は,大人から見た青少年は」をテーマにした五條市の青春とーくがこのほど
市中央公民館で開かれた。中高生5人と教師,老人クラブ員ら大人6人が久保岩雄カウンセラーの司
会で互いの理解を求めて意見を述べた。
まず,大人側は「20年前と違い,今は夢を語りにくい時代」「今の子は自己主張できるが規範意識
が低下」などと指摘。一方,子ども側からは「理由なく怒る大人がいる」,「大人はうそをつく」(中
学生)。高校生からは「目標にできる大人がいない。大人はニュースを見て最近の子はと言うが,子
も不祥事などを聞くと大人は,と思う」と手厳しく批判。「私たち一人ずつを見て」(中学生),「子
と同じ目の高さで」(高校生)などの要望もあった。
意見のすれ違いはあったが,「大人が本当に自分のことを考えてくれている時は親しみを感じてう
れしい」(中学生),「本音で語り相談に乗ってくれる先生に出会い自分も教師を目指す」(高校生)
といった発言に,双方の接点が見えたようだ。ただ交流の必要は中高校生も認めながら方法には戸惑
っているようだ。
トークは「今,子どもたちには何がおこっているのか」を考えるため昨年から市教委,五條ロータ
リークラブ,市臨床教育研究会が共催して開かれた。【記者:栗栖健】
西暦2002年(平成14年)1月23日(水)毎日新聞