公立校内 全面禁煙へ 和歌山県小中高
喫煙先生,生徒に見せず
 
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 和歌山県教委は来年度から,県内のすべての公立学校の敷地内を全面禁煙にする方針を固めた。教
師の喫煙を見せないことで児童や生徒の喫煙防止教育を徹底し,たばこを吸わない教員らの健康被害
(受動喫煙)も防止することが目的という。文部科学省も「聞いたことがない取り組み」と話し,若
年の喫煙が問題になる中,成果が注目される。
 通知は,県が管轄する県立学校長のほか,小,中学校を管轄する市町村教委に年内にも出す。拒否
した場合の罰則などなどはないが,学校に指導的な意味合いを持つ「強いお願い」(県教委)で,現
場の学校長や教職員には心理的な圧力になるとみられる。喫煙しているのは県内約500校の約1万
3000人の教職員のうち約2000人とみられ,県教委は医療機関と連携してカウンセリング機関を紹介
するなどの対応を取る。
 県教委はこれまでも,禁煙か分煙をするよう通知を出しているが,喫煙コーナーを設けるなどの具
体的な対策をしている学校は約8割。また,97年にある県立高校で行った調査では,男子生徒の喫
煙経験率は約40%を超えていた。
 県教委の方針に対し,喫煙している中学校校長(53)は「禁煙して生徒に見本を見せたいという気持
ちはある。ただ教師には強制できないので,自主的な取り組みを求めることにならざるを得ない」と
複雑だ。【記者:小山内恵美子】
小手先の方策
たばこの問題で積極的に発言している本島進・JT京都支店長の話 小手先の方策のような気がす
る。大人と子供の「けじめ」が社会全体でなくなっていることに問題があり,それを教えていくのが
教育だという。
生徒にアピール
「禁煙マラソン」を指導している奈良県大和高田市立病院内科医長,高橋裕子医師の話 未成年の喫
煙は最近の大きな問題。先生自信がたばこのにおいをさせないことで,生徒は吸いにくくなり,アピ
ールにもなる。
 
西暦2001年(平成13年)10月20日(土)毎日新聞夕刊掲載
 
 
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