1808年・気体反応の法則・ゲーリュサック・Gay-Lussac(1778〜1850)
フランスのゲーリュサックは、「気体の反応における体積比は、簡単な整数比になる」という気体
反応の法則を発表した。
1811年・アボガドロ・Amedeu Avogadro(1776〜1856)
アボガドロの分子説、気体反応の矛盾を解決したのが、イタリアのアボガドロである。彼は、「水
素や酸素のような単体も、水のような化合物も、すべて分子からできている。分子はいくつかの原子
が結合しており、分子は反応のとき原子にまで分割される」と考えた。そこで、ゲーリュサックの仮
説の原子を分子に訂正し、「同温・同圧・同体積の気体中には、同数の分子が含まれる」というアボ
ガドロの分子説を発表した。(1811)その後、多くの研究によってその仮説が正しいことが証明され、
現在ではアボガドロの法則と呼ばれている。
アボガドロの仮説によると、水素と酸素の反応は上図のように表され、気体反応の法則もドルトン
の原子説できちんと説明できる。その後、原子や分子の研究がすすみ,現在ではプラスチックや合成
繊維をはじめ、さまざまな化学物質が身のまわりの生活の中に広く利用されるようになった。
シャルル(フランス、1746〜1823)
シャルルはフランスの物理学者で、1783年、硫酸と鉄くずから発生させた水素を大きな風船につ
めて乗り、パリの上空3000mに達した。1787年、気体の熱膨張に関するシャルルの法則を発見した。
シャルルは、圧力が一定のとき、一定量の気体の体積Vと、温度t〔℃〕との関係を実験でV=0.1t
+26・・@と求めた。したがって、Vが0になる温度(絶対温度)は、t=−26/0.1=−260〔℃〕
と計算される。よって、絶対温度をT=t+260とすると、@式は、V=0.1×(t+260)=0.1T と
書くことができ、VとTの関係式が得られる。
シャルルの法則の発見は、絶対温度の単位ケルビンができる以前であった。シャルルは上のような
実験を精密におこない、グラフを書いて、気体の温度と圧力に関する法則を次のように表した。「圧
力一定のもとで、気体の温度が1℃変化すると、体積は0℃における体積の1/273だけ変化する。」
シャルルの法則によると、気体の体積は−273℃で0になる(実際の気体はその前に液体になるので、0
にはならないが)。このときの温度が絶対零度(0K)である。
シャルル シャルル
アボガドロ(A.Avogadro) ドルトン(J.Dalton)