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エネルギーおよびエルグの語源
 
(1)古代ギリシャよりもさらに古い時代に、仕事、はたらきを表すことばとして uergon (ウエル
ゴン)という語のあったことが想定されている。それがギリシア語としては ergon になり、古代
ゲルマン語としては werc , werah となったと考えられている。この werc がドイツ語の werk , 英
語の work になったのである。物理用語の仕事の CGS 単位 erg (エルグ)は、ギリシャ語の ergon
に基づいている。
(2)一方、ギリシャ語でergon に前置詞 en をつけて en+ergon (at work)より、はたらいている
状態、勢力、活力を意味する energeia という語ができた。これがラテン語で energia になり、英
語で energy 、フランス語で energie になった。これが今日物理用語としてのエネルギーとして使
われるようになったのは、1807年にヤングが仕事をする能力として用いたのが最初である。し
かし、それからしばらくの間は同じ意味に力などの語が使われたりしていた。エネルギーが現在
の意味に定着したのは、1851年のトムソンや1853年のランキンの論文からである。
 
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