(1)水の屈折率nは、円の半径rと垂直距離dとでどのように表せるか考えよ。
n=
(2)実験結果の数値を(1)に代入して水の屈折率を求めよ。
n=
(3)水の屈折率の文献値を調べよ。
(4)(2)の実験値と(3)の文献値と比較し、誤差があればどんな理由によると考え
られるか。
教師用 全反射の観察と水の屈折率の測定
1.目的 全反射の現象を観察し、水の屈折率を測定する。
2.準備物 豆電球(2.5V用)、台型豆球用ソケット、導線2本、30cmものさし
乾電池(1.5v,2個)、乾電池ソケツト2個、内側を黒ペンキか黒画用紙等で黒
くした水槽、水、TPシートとその裏紙叉は白用紙、雑巾 、暗室
3.操作の要点 豆電球を水槽の底に置いて点灯したとき、水面の様子を観察して全反射
が起こっているのを確かめ、明るい部分の半径から水の屈折率を測定す
る。
4.方法
(1)上の図のように、内側を黒くして光の反射を抑えた水槽に水を入れ豆電球に台(フ
イルムケースに釘を入れたもの)を取り付けて、3.0vで点灯させる。水面にはTP
シートを浮かせ、その上に薄い紙(TPシートの裏紙)を置く。これを暗室(半暗室状態
でも良い)で見ると、水面には明るい円形が映るのを観察する。
(2)明るくなった円形の直径2r及びフィラメントから水面までの垂直距離dとをものさ
しで測定する。
5.実験結果
円の直径2r 7.8 cm ;垂直距離d 3.5 cm
6.考察
(1)水の屈折率nは、円の半径rと垂直距離dとでどのように表せるか考えよ。
臨界角をθとすると
n= sin90゜/sinθ
∴ sinθ=1/n ・・・(1)
これよりtanθ=1/(n2−1)1/2
実験からは tanθ=r/d・・・(2)
を測定
(1),(2)式より
r/d=1/(n2−1)1/2
∴ n=(d2+r2)1/2/r
n= (d2+r2)1/2/r
(2)実験結果の数値を(1)に代入して水の屈折率を求めよ。
| n= | 3.52 +3.92 / 3.9 =1.34 |
(3)水の屈折率の文献値を調べよ。
1.3330(20゜Cにおける値.啓林館の教科書より)
(4)(2)の実験値と(3)の文献値と比較し、誤差があればどんな理由によると考え
られるか。
・明るい円の半径rと深さdの測定で誤差が出やすい。これを、うまく測定す
れば有効数字2桁までの精度の実験ができる。