導入演示実験(交流)
471-001 交流
■準備物:オシロスコープ、手作りコイル、棒磁石。
◆演示法:交流の発生の原理を手巻のコイルを回転させてオシロスコープで見る。
棒磁石を所定の位置になるよう生徒に持たせる。軸棒を約180゜くらいに左右に交互に
ゆっくりくるくる回すと、AB両端子間に誘導起電力が生じ、オシロスコープの
画面で観察できる。この時、起電力は非常に小さいので、
オシロスコープの電圧レンジを調節しなければならない。
471-002 交流
●概要:モータ−を回転させて交流が発生しているのをシンクロスコープで観察する。
■準備物:シンクロスコープ、モーター
472-001 コンデンサーのリアクタンス
■準備物:1.5μF250Vのコンデンサー4本,2個直列,1個,2個並列,4個並列
◆演示法:コンデンサーの容量との関係を求める。いくつかのコンデンサーを
接続して,合成容量の異なるコンデンサーをつくり,図のような装置を組み立てる。
コンデンサーと電球を直列にして100V60Hzの交流を流したときの電球の明るさの
違いからコンデンサーの容量とリアクタンスの定性的な関係をしる。
容量の大きなコンデンサーほどリアクタンスが小さくなり電球は明るくなるが,
同時に電球の抵抗も増す(抵抗率の温度係数)ので,電球の明るさの増加は
やや押えられた感じになる。
472-002 コンデンサーは交流を通す
しかも何Ωの抵抗の役割をするのかを実演する。
■準備物:スライダック、コンデンサー(100μF 3個を直接接続したもの)、
100W電球
◆演示法:B点をA点へ接続したり、C点へ接続したり手でクリップをつまんで
交換する。電球はコンデンサーを含んだ回路の時は、電球が暗くなるのがよくわかる。
これにより、コンデンサーは交流を通し、しかも抵抗の役割をもしていることが
よくわかる。これは、授業の理論展開の前にやれば、効果的である。
472-003 コイルのリアクタンス
■準備物:切替スイッチと6V電球(大型のものがよい),実験用コイル(1000回巻),
鉄芯として自転車のスポーク2,3本
◆演示法:コイルの自己インダクタンスとの関係を調べる。
装置を組み立て,実験用コイルとAC電源・DC電源を接続する。
@直流の場合−コイルに鉄棒・鉄芯を抜き挿ししても電球の明るさは変化しない
A交流の場合−コイルに鉄棒・鉄芯を抜き挿しすると電球の明るさが変化する
(コイルの自己インダクタンスとリアクタンスの関係)
472-004 コイルのリアクタンス
●概要:コイルは交流を通す。コイルは抵抗の役割をする。これを実演する。
■準備物:スライダック、1000回巻きコイル、鉄心、100W用電球
◆演示法:スライダックの出力を一定にしておいて、コイルの中へ鉄心を出し入れすると電球は
明るくなったり暗くなったりする。この実験により、コイルは確かにLω[Ω]としての役割を
しているのがよくわかる。交流の理論を先に展開した後、これを見せると生徒たちは交流理論も
すばらしいものだと納得しながら満足感をもって観察していた。
472-005 交流回路
●概要:直列共振が起こることを、OHPの電流計の読みから、確認させる。
■準備物:OHP用交流電流計(最大1Aレンジにしておく)、スライダック(出力0〜130Vのもの)
コイルと鉄芯(0.1〜0.01Hまで可変する)、ニクロム線(20Ω程度)
コンデンサー130μF(100μと10μ3個で合成した)
◆演示法:図のように回路を作って、鉄芯を出し入れしてやると、あるところで
電流計の読みが急に最大になる。これが直列共振である。
▲参考:コンデンサーに130μFを使用したのは、まずコイルに中ほどまで鉄芯を入れたときの
自己インダクタンスL[H]を測定した。コイルに交流を流し、Lを求めた。
Lω−1/Cω=0よりCを計算すると約130μFとなり、この計算どおりに鉄芯を中ほどぐらい
挿入した時、電流は最大値を取った。
473-001 電気振動
■準備物:コンデンサー0.47μF,コイル500回巻き,シンクロスコープ。
◆演示法:コンデンサーとコイルで振動回路をつくり,シンクロスコープで、
減衰する電気振動を観察する。掃引はNORMALにする。
473-002 振動回路
●概要:LC並列回路に生じる電気振動をシンクロスコープで観察する。
■準備物:シンクロスコープ、1.5V乾電池(2個)、乾電池ホルダー(2個)
10μFコンデンサー、コイル、鉄芯、導線
◆演示法:導線端子AをB点に接触させておいてA点をB点から離した瞬間、電気振動
がおこり、シンクロ画面に波形が現れる。
コンデンサーの容量の大きさ、鉄芯を入れた場合と入れない場合で波形が異なる。
(固有振動数f0=1/2π√LCなのでLが大きいとき波形は粗くなる)
▲参考:シンクロのレンジ(Hor DisplayA、AC、CH1、5μs、10ms、1mV)